西いぶりエコファクトリーでは、エネルギー回収型廃棄物処理施設と、マテリアルリサイクル推進施設で構成され、地域で排出されたごみを適正に処理しています。
ごみを燃やす時に出る熱を有効活用しての発電や、鉄やアルミの有価物回収など、循環型社会の実現に向けたさまざまな取り組みを行っています。

施設について

  • 安全・安心

    24時間体制での運転状況の監視や、自動燃焼制御システムによる燃焼管理を行うことで、ごみを安全かつ安定的に処理します。
  • 余熱の
    有効活用

    余熱の有効利用として、本施設から発生した熱は蒸気として回収して発電します。

    蒸気や電気はリサイクルプラザやげんき館ペトトルでも利用されます。
    発電した電気で本施設の電力を賄うとともに余剰電力を売電します。
  • 環境への
    配慮

    ごみを燃やしたときに発⽣する排ガスには有害な物質が含まれるため、薬剤やろ過式集じん器のフィルタで有害物質を除去するなど、周辺環境の保全に配慮した施設となっています。
  • 環境学習の
    拠点

    施設には見学コースを設け、地域の小学生や住民が、ごみ処理の仕組みや環境について楽しく学ぶことができます。

パンフレット

施設概要

事業主体

西いぶり広域連合

計画収集区域

室蘭市、伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町

施設名称

西いぶりエコファクトリー

建設敷地

室蘭市石川町22番2、伊達市南黄金町20番5

事業方式

DBO(Design Build Operate)方式

建物規模

建築面積:5,013.43m2
床面積:10,774.62m2

排ガス基準

ばいじん

0.01 g/m3N以下

塩化水素

50 ppm以下

硫黄酸化物

50 ppm以下

窒素酸化物

100 ppm以下

ダイオキシン類

0.1 ng-TEQ/3N以下

一酸化炭素

30ppm以下

水銀

30 μg/m3N以下

エネルギー回収型廃棄物処理施設

処理対象物

可燃ごみ、マテリアルリサイクル
推進施設から発生する破砕残渣

処理能力

149t/日(74.5t/24h×2炉)

処理方式

ストーカ方式

発電出力

2,930kW

マテリアルリサイクル推進施設

処理対象物

不燃ごみ、粗大ごみ

処理能力

32t/日

破砕設備

粗破砕機、高速回転破砕機

選別設備

磁選機、アルミ選別機

貯留・搬出設備

破砕鉄ヤード、破砕アルミヤード

燃やせるごみの処理の流れ

エネルギー回収型廃棄物処理施設

  • 1プラットホーム

    街からごみ収集⾞で運ばれてきたごみは重さを量ったあとに、ごみピットに投⼊されます。
  • 2ごみピット

    ごみピットにたまったごみは、ごみクレーンでかき混ぜて、燃えやすいように均⼀にして、焼却炉に投⼊されます。
  • 3焼却炉

    階段状の⽕格⼦(ストーカ)の上でごみをゆっくり動かしながら、1時間かけて完全燃焼させ、灰にする装置です。
  • 4蒸気タービン発電機

    ごみを燃やすときに出る熱を利⽤して、⽔を蒸気に変えています。蒸気の⼒でタービンの羽根を回転させて、電気をつくっています。
  • 5ろ過式集じん器

    内部に設置された筒状のフィルタを通すことで、排ガスの中に含まれる有害物質を取り除きます。
  • 6中央制御室

    各設備の運転状況を監視したり、操作する場所です。監視カメラの映像や設備のデータが集められ、24時間体制で施設全体を監視しています

マテリアルリサイクルの流れ

マテリアルリサイクルの流れ

  • 1貯留ピット

    集められた燃えないごみや粗大ごみをクレーンで破砕機に投入します。
  • 2粗破砕機

    2つの軸についているカッターが回転することで、はさみで切るように大きな破片にします。
  • 3高速回転破砕機

    高速で回転するハンマーにより、ごみを叩き、砕き、切断して細かくします。
  • 4破砕物磁選機

    破砕物の中から、強力な電磁石と永久磁石の組み合わせによって、磁性物(鉄)を選別します。
  • 5破砕アルミ選別機

    高速回転する磁石の反発力を利用して、 アルミと破砕残渣を選別します。

3Rに取り組みましょう!

一人ひとりの取り組みで、
循環型社会の実現を目指しましょう!

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